「健康な爪」と聞いて、どんな爪を想像するでしょうか?条件はたくさんあるのですが、多くの人が連想する条件に「長さ」があります。ピンクの部分が縦長でスラっとした爪は見た目にも美しく、理想的な爪です。深爪や噛み爪などで小さくなってしまった爪は、その分薄いため、割れやすくなってしまいます。爪を深く切りすぎてしまったり、噛んだり毟ったりする癖がある場合は、爪が常に疲弊している状態です。癖もなく、ピンクの部分が縦長の状態が健康な爪であると言えます。健康な爪でいるためには、適切な長さを保つことが必要不可欠なのです。
健康な爪というのは、長ければいいわけではありません。適度な「厚み」があることが重要です。たとえ長さがあっても、爪自体がペラペラに薄ければ、すぐに割れたり欠けたりしてしまうので、健康な爪とは言えません。爪の厚みは、爪育成によってある程度育てることができます。しかし、内的要因によって爪が薄くなっている場合は注意が必要です。「爪は身体を映す鏡」と言われているように、身体の栄養状態や健康状態などが現れやすい部位なのです。爪が薄く割れやすいい場合は、身体からの何らかのサインの可能性もあります。外的アプローチで爪育成をしながら、健康状態にも目を向けてあげると、爪の厚みが育ち、健康な爪に近づきます。
「爪の柔軟性」と言ってもピンと来ないかもしれません。適度にたわむかどうかが、爪の健康にとってとても大事です。そして、その「たわみ」のために非常に重要なのが「保湿」なのです。爪は何かに当たったり力が加わることで、形状が変わります。その動きに柔軟について来れることが「たわみ」であり、しっかりと潤いの保たれた健康な爪では、これが可能です。しかし、乾燥した爪では、たわむことができず、割れやすくなってしまいます。例えるなら、健康な爪は「新緑の青葉」で、乾燥した爪は「枯れ葉」のようなもの。手でぎゅっと握ると、若い葉っぱであればたわむので、手を離せば綺麗に戻ります。しかし、枯葉の場合は、パリパリと割れてしまいます。爪も一緒。柔軟性のある健康な爪であれば、多少の衝撃には耐えられますが、乾燥した爪だとすぐに割れてしまいます。保湿クリームやオイルを徹底して塗ることで、柔軟性のある健康的な爪が育てられます。