爪トラブルと一言に言ってもあげると様々な症状があります。「爪は健康のバロメーター」とも言われ、手の爪トラブルから肩こり、頭痛に繋がったり、足の爪トラブルから歩行困難、腰痛の症状が出るなど、思わぬ健康被害に繋がることもあります。爪トラブルは、生活習慣や歩き方、靴の影響なども大きい為、ひどくなる前に正しい知識とケアで緩和することをお勧めします。
爪トラブルの症状により、異なる原因が考えられます。まず、爪が薄く、脆く、欠けやすいのは、皮膚が薄く弱い、内臓虚弱、栄養不足などから引き起こされる爪トラブルです。横溝は、外的・内的、何らかの要因が一時的、または継続的に起こった時などの爪トラブルの症状です。外的要因は、それに関わった爪のみに症状が現れる場合が多く、内的要因は多くの爪に影響することが多くあります。縦線は、内的・外的な脂質不足、老化症状などです。よく心配される爪トラブルですが、誰にもあります。また、爪に小さな白い点が現れた場合は、軽度の場合は問題ありません。多く見られる場合は、内臓虚弱栄養不足などの可能性がある爪トラブルです。爪が厚くなってくるのは、真菌が爪の層の中で繁殖した場合や靴の圧迫や強く打ち付けたなどの外的要因が引き起こす爪トラブルです。厚くなり過ぎると、靴の圧迫により爪が指に刺さり、炎症が起こることもあります。爪の色調変化、青白くなってくるのは、兵疾患や血行不良などが考えられる爪トラブルです。反り爪は、内臓虚弱や鉄分不足などが原因となって引き起こされる爪トラブルです。反りが強い人は爪が引っ掛かりやすい為、悪化させてしまう場合も多いです。
前述の通り、爪トラブルは、外的、内的双方の要因で引き起こされます。したがって、健康で綺麗な爪を維持する為には、外的要因である「乾燥・水分方・酷使」を控えることが大切です。小まめに保湿を行う、洗い物の際は手袋をはめる、指先を直接使わないように道具を駆使するなどで爪トラブルを緩和することが出来ます。また、身体が健康であれば、爪トラブルの症状は出にくくなります。それには、「食事・呼吸・運動」が大切です。足の場合であれば、靴選びと歩き方で爪トラブルの回避が考えられます。食事はジャンクフードなどをなるべく避けて、タンパク質、ビタミン、ミネラル、脂質をバランスよく取り入れるようにしましょう。そして、ナチュラルミネラルウォーターなど加工されていない水分をしっかり取りましょう。一見爪トラブルには無関係にも思えますが、呼吸もとても大切です。深く穏やかに呼吸をすれば、代謝も上がりやすくなり、リンパや血流も良くなります。また、リラックス効果や脳の活性化にも繋がる為、意識して行う習慣を身につけることは、精神衛生上も前向きな働きをしてくれます。最後に、運動はご自分の体に合ったもので大丈夫ですが、必要不可欠なのは日々のストレッチです。血流を良くするには、リンパの流れを良くするのが一番。足首、鼠径部のストレッチで足のリンパを流れやすくしたり、腕を回して脇の下を動かすことで手のリンパを流れやすくすることが出来ます。日々の生活習慣の見直しで、爪トラブルを回避し、症状が出てしまったら、安全かつ効率的に改善する為に、早めに爪の専門家に相談されてはいかがでしょうか。