爪が小さく後退していて、爪周囲の皮膚がめくれ、ガサガサになっている状態を深爪といいます。深爪の主な原因は、爪先や爪周囲の剥脱してきた爪や皮膚を習慣的に噛み千切ってしまうことで、それを繰り返すことにより爪自体が後退し、本来の長さより短くなってしまうことにあります。「深爪」と「噛み爪」を混同しがちなのですが、実は明確な違いがあります。「噛み爪」とはその名の通り、爪を噛む癖によって爪が傷んでしまい、弱く小さな爪が生えてくる症状を言います。一方、「深爪」は爪を深く切りすぎたり爪が割れることによりピンクの部分が後退し、爪が小さくなってしまう症状です。「噛み爪」も「深爪」もどちらも爪が弱く小さいのですが、原因に大きな差があるのです。いずれにしても、一度爪を作る部分が損傷してしまうと再生が難しく、今以上に爪の状態が悪くなったり、ずっと深爪のままになったりする可能性があります。また、爪だけでなく周りの皮膚や、ささくれなどを引っ張ってちぎってしまうと、手荒れや化膿などのリスクまで伴うのが深爪の症状です。
手の爪の役割は物を掴む事です。爪がなければ微調整する力が働かない為、細かな動きが出来ません。足の爪は、歩く時に生じる地面からの圧力を足の爪が抑えることで力が加わり、バランスを取って歩く事が出来ています。深爪の状態は、これらの爪としての機能を最大限に発揮することが困難になってくるという事になります。また、痛みを感じたり、見栄えに影響してコンプレックスになっていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。深爪が原因で、人前で堂々と手を出せず、自分に自信が持てないなど、日常生活にも、ビジネス面にもマイナスな影響を及ぼしてしまうことも多々あります。深爪自体は、人に迷惑をかけるものではありませんが、ご自身の印象などを加味して、深爪の改善を望まれる方が多くいらっしゃるのです。
深爪改善の為には、直接的な原因である爪を深く切り過ぎない事に加え、外的要因として、乾燥・水分過多・酷使を控えることが大切です。乾燥を防ぐためにハンドクリームなどの保湿を行うことや、指や爪を酷使することを控えることで、健康な爪の育成の役に立ちます。一方、深爪の内的要因は毎日の食生活・呼吸・運動などがあげられます。血行が良くなれば、スムーズに深爪が改善されていきます。また、栄養も隅々まで行き届いていれば爪に必要な栄養素が存分に爪まで届くため、健康的な爪が生えそろっていきます。食事についてはタンパク質・ビタミン・ミネラル・脂質をバランスよく取り入れるなどの食事の質をあげることが重要です。深爪でお悩みの方は、ご自宅で取り組めることを是非お試しください。また、本格的に深爪の改善に取り組みたい方は、爪の専門家にご相談されるのが綺麗な爪への近道です。NAILCLINIQUEのスタッフたちは、爪のことはもちろん、爪の組織をつくりだす身体全体の『栄養』『運動』『健康』について知識を持ったプロの爪育成の専門家です。深爪でお悩みの方は、一度プロの爪育成の手ほどきを受けて理想の爪を手に入れる第一歩を踏みだしてみてはいかがでしょうか?